平成28年度(第67回)芸術選奨 文化庁発表
文化庁HPより 報道発表 3月8日付
文化庁では,昭和25年から毎年度,芸術各分野において,優れた業績を挙げた方,
このたび,本年度の受賞者が別紙のとおり決定いたしました。
映画 片渕須直
一般から出資を募り,数年越しに制作された「この世界の片隅に」は興行・批評の両面で
大きな成果を上げ,広く話題にもなった。
戦中に広島から呉に嫁ぐ「すず」を主人公とする,こうの史代(ふみよ)の原作漫画の素材を
生かしてアニメー ションに翻案した片渕須直氏は,緻密な映像・音響設計で映画ならではの
深い感動を観客に体験させる。
すずや家族の慎ましい生活の細部,そして,時間的,空間的な距離感がリアルに迫る。
戦争を知らない世代が戦争の恐怖とともに,世界の片隅にある何気ない日常の大切さ,
そして希望までを観(み)る者に静かに感じさせる。
選考経過について
新人賞候補者として13名の推薦があった。
第一次選考審査会では,各賞共に全ての候補者について,それぞれの選考審査員が推薦する
候補者の業績,推薦理由について述べ,推薦委員の候補者についても,その業績,推薦理由を確認した。
それを基に,選考審査員によって白熱した議論が 繰り広げられた結果,文部科学大臣賞6名,
文部科学大臣新人賞6名の候補者に絞り込んだ。 第二次選考審査会では,候補者の業績について,
様々な角度から,更に慎重かつ精細な議論が重ねられ,
文部科学大臣賞には,綿密な取材と丁寧な作画で日本映画史に残る傑作を生み出した
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まだ見てない方、上の文化庁の贈賞理由を読んで、心揺さぶられませんか??
流行りモノだから。
食わず嫌い。
興味なし。
そんなこと言わず、とりあえず足を運んで、2時間10分、見てみて下さい。
深い感動を体験することになります。
本当に、心の底から、私の周りの人々に絶対に見て欲しい映画です。
上映しているウチに、ぜひ劇場でご覧ください。