山月記 自省録
中島敦の短編小説です。
マナに勧められて先ほど初めて読み、久しぶりに胸に響く文章に出会えました。
少しでも興味があれば、眺めてみてください。(普通の大人なら20分もあれば読了できます)
1942(昭和17)年2月「文学界」に「古譚」の題で掲載。
(2015.5.27読了)
長編と短編の違いこそあれ、私にとって最近ではこの「六兵衛」に次ぐ、示唆に富んだ本でした。
自省録
思索を綴ったものがこの「自省録」。
この本は、前半部分はかなり支離滅裂(というか関連付けがなく、思いを淡々と書き綴っている)
な感じがするけど(後半もですが)、西暦170年前後に執筆された(とされている)文献にしては
現代にも通じ、記憶に残る表現が散見されます。
謎解き問答のような文章でも、よくよく読み込んでみると、なんとなく意味めいたものが浮かんだり。
確かに深い本でした。(いろいろな意味で!)
(2015.5.26読了)
この本を手配してくれたまさみちゃん、ありがとうございました!