山月記 自省録




中島敦の短編小説です。

マナに勧められて先ほど初めて読み、久しぶりに胸に響く文章に出会えました。

少しでも興味があれば、眺めてみてください。(普通の大人なら20分もあれば読了できます)

1942(昭和17)年2月「文学界」に「古譚」の題で掲載。

(2015.5.27読了)


黒書院の六兵衛 完 (2013年4月17日付記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/murasan_1_1/archive/2013/04/17

長編と短編の違いこそあれ、私にとって最近ではこの「六兵衛」に次ぐ、示唆に富んだ本でした。








自省録



マルクス・アウレーリウス・アントニヌス(第16代ローマ皇帝)の、自らへの戒めを兼ねて

思索を綴ったものがこの「自省録」。

この本は、前半部分はかなり支離滅裂(というか関連付けがなく、思いを淡々と書き綴っている)

な感じがするけど(後半もですが)、西暦170年前後に執筆された(とされている)文献にしては

現代にも通じ、記憶に残る表現が散見されます。

謎解き問答のような文章でも、よくよく読み込んでみると、なんとなく意味めいたものが浮かんだり。

確かに深い本でした。(いろいろな意味で!)

(2015.5.26読了)


この本を手配してくれたまさみちゃん、ありがとうございました!



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