「ピグマリオン効果」


 ピグマリオンとは、ギリシャ神話に登場する彫刻名人のキプロスの王の名で、
「人は期待されたとおりの成果を出す」という教育心理学用語です。
 松岡修造氏ではありませんが(笑)、「君はできる!」「絶対に伸びる!」と指導者から
本気で期待されると、それだけで成績・能力が伸びたり、その期待に応えようと努力する
ことが知られています。

 私が関わっているスポーツチームの選手たちは、「絶対に勝つ」「絶対に負けない」と
いう自信に満ち充ちています。
 的確な指導はもちろん、日々の練習で絶えず飛び交う前向きな声掛け手に自信を
与え、個々の能力を引き出している光景を実際に見てきました。

 もちろん、期待すれば即効果が出るのかというと、そう簡単なことではありません。
 それは、親である私たちや先生方が、日々痛感していることと思います。
 
 ピグマリオンは、自分が理想とする女神像を彫刻し、「この像が人間だったら…」と
願って信じ続けました。
 彼の純粋な恋心に心を打たれた女神アフロディテは、彫刻の女性像に命を吹き込み、
ピグマリオンは命を与えられ人間となった女神像と結ばれて、幸せに暮らすことが
できました。

 子どもを信じ、家族を信じ、仲間を信じて、いつも前向きに生きていきたいものです。


※本日発行の2016年(今年度版)PTA広報紙用原稿 



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2015年度版 「行動する」

2014年度版 「信じる」

参考既出 「ピグマリオン効果

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2016年10月12日(水)14時~17時 中学校にて役員会と運営委員会

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