朝ごはんを食べること
7月に行われた「中学校ブロック いじめ・問題行動等防止対策連絡会議」の席上で、
我が中学校の生活指導主事の先生が話されたこと。
「生徒が、朝ごはんを食べてくるということは、すごいことなんです。」
この出だしの一言を聞いて、私は「???」
1)保護者が、朝ごはんを作る時間・子どもが食べる時間を考慮して朝起きる必要がある。
2)実際に、朝ごはんを作る。
3)子どもは、朝ごはんを食べる時間ができるよう朝起きる必要がある。
4)実際に、朝ごはんを食べる。
5)登校支度をして、学校へ登校する。
上記のプロセス、現代社会ではすごいことなんです。
もはや、当たり前ではありません。
(1)から(5)まで、どれか一つ欠けても、朝ごはんを食べて登校することはできないのです。
単に寝坊した。
お腹の調子が悪く食欲がない。
太り気味なのでダイエット中。
などの理由で、朝ごはんを抜くというのは、言わば自分自身の選択のうちと言えますが、
そもそも、朝ごはんの用意がない。
という子どもたちがいます。
菓子パンひとつすら与えられずに、登校してくる子どもたちがいます。
朝ごはんを食べる、という選択肢がない子どもたちです。
数年前の記事になりますが、
このブログを見てくれている人たちにお願いがあります。
ご自身が、何かできることを、できる時に実行してください。
それだけです。
初めは偽善でも大いに結構。
偽りだろうが、何だろうが、「善」に変わりはありません。
続けていれば、いつかホンモノになります。
子どもたちにとり、良い時代になりますよう。